この記事でわかること
- 神棚を処分する手順がわかる
- お札を神社に返す方法と時期がわかる
- 費用の目安がわかる
- 神社に行けない場合の方法がわかる
実家を片付けていたら、鴨居の上に神棚があった。中に古いお札が入っている。どうすればいいのか。
仏壇に比べて情報が少なく、迷いやすい部分です。
先に手順を書きます。
お札を神社に返す。神棚をお祓いしてもらう。そのうえで処分する。 この3つです。
そして、お札だけなら、ほとんどの神社で無料か少額で受け付けています。 難しい手続きはありません。

手順は3つ
| 順番 | やること | 費用の目安 |
|---|---|---|
| 1 | お札・お守りを神社に返す | 無料〜賽銭程度 |
| 2 | 神棚のお祓い(昇神の儀・清祓) | 5千〜3万円程度 |
| 3 | 神棚本体を処分する | 無料〜数千円 |
1 お札を神社に返す
どこの神社でも受け付けてもらえることがほとんどです。
境内に「古札納所」「納札所」と書かれた箱や小屋があります。そこに納めてください。
- いつでも納められる神社が多い
- 賽銭を入れる程度で足りる
- お守り、破魔矢、熊手も同じ場所に納められる
いただいた神社に返すのが本来の形です。遠方の場合は、近くの神社で受け付けてもらえるか確認してください。
注意点があります。
- 神社のお札を寺に、寺のお札を神社に納めるのは避けてください
- 神宮大麻(伊勢神宮のお札)は、多くの神社で受け付けています
- 正月のどんど焼きに出す方法もあります
どんど焼きは1月中旬に行われることが多くあります。時期が合えば、地域の行事として出せます。
2 神棚のお祓い
神棚そのものを処分する前に、お祓いを受けます。昇神の儀、清祓、御霊抜きなどと呼ばれます。
| 内容 | |
|---|---|
| 依頼先 | 近くの神社 |
| 費用の目安 | 5千〜3万円程度(初穂料) |
| 場所 | 自宅に来てもらう、または神棚を持ち込む |
| 所要時間 | 30分程度 |
神社によって、出張してもらえるかどうかが違います。電話で「神棚を処分したいのでお祓いをお願いしたい」と伝えれば案内してもらえます。
費用を聞くのは失礼ではありません。「初穂料はいかほどお包みすればよろしいでしょうか」と聞けば、金額か目安を教えてもらえます。
3 神棚を処分する
お祓いが済んだあとの方法です。
神社で引き取ってもらう
お祓いとあわせて引き取ってくれる神社があります。お焚き上げまで行うところもあります。
自治体のごみとして処分する
木製なので、粗大ごみ、または解体して可燃ごみとして出せます。自治体のルールに従ってください。
抵抗がある場合は、白い紙や布で包んでから出す方が多くいます。決まりではありませんが、気持ちの整理としてよく行われています。
遺品整理業者に依頼する
作業とあわせて供養を手配してもらえます。仏壇と一緒に頼めます。扱いは実家の仏壇に引き取り手がないにまとめています。
神社に行けない場合
郵送で受け付ける神社があります
古札の郵送受付を行っている神社があります。事前に電話で確認してください。勝手に送りつけないでください。
遺品整理業者に任せられます
供養をどこで行うのかを確認したうえで依頼してください。
近くの神社に相談する
いただいた神社が遠方でも、近くの神社で相談すれば方法を教えてもらえます。

神棚以外に出てくるもの
実家からは、次のようなものも一緒に出てきます。
| もの | 扱い |
|---|---|
| 榊立て、水器、皿などの神具 | 通常の食器と同じく処分できる |
| しめ縄、紙垂 | 古札納所、またはどんど焼き |
| だるま | いただいた寺社、またはどんど焼き |
| 破魔矢、熊手 | 古札納所 |
| お守り | 古札納所 |
| 御朱印帳 | 供養に出す方が多い。決まりはない |
| 神鏡 | 神棚と一緒にお祓いへ |
神具は、供養の対象とせず処分できるものがほとんどです。ただし、抵抗があるなら神棚と一緒に扱ってください。
家を売る場合
売却の前に処理してください。
神棚が残っていると、買主が扱いに困ります。仏壇と同じく、不動産会社から先に片付けるよう言われることがほとんどです。
また、鴨居に取り付けられている神棚は、外すと壁や柱に跡が残ることがあります。内覧の前に外して、跡を確認しておいてください。
兄弟に確認すること
仏壇ほど揉めることは多くありませんが、伝えておいてください。
- 神棚を処分すること
- お札は神社に返すこと
- 引き継ぎたい人がいるか
引き継ぐ場合、神棚は新しいものを買うのが一般的です。古いものをそのまま移すこともできますが、傷んでいることが多くあります。
【FAQ】神棚の処分についてよくある質問
Q. お祓いをしないと処分できませんか。
決まりはありません。気持ちの区切りとして行うものです。
Q. 費用はいくら包めばいいですか。
神社に直接聞いて構いません。目安を教えてもらえます。
Q. お札がいつのものか分かりません。
古いものでも受け付けてもらえます。年数は問われません。
Q. 神棚を新しい家に移せますか。
移せます。ただし取り外しで傷むことがあります。新しく用意する方が多くあります。
Q. 費用は誰が出しますか。
相続財産から出すのが原則です。立て替えた場合は領収書を残してください。
まとめ
- 手順は3つ。お札を神社に返す、神棚をお祓いする、処分する
- お札は古札納所に納めるだけ。無料か賽銭程度で済む
- お祓いの費用は5千〜3万円程度。神社に電話すれば案内してもらえる
- お祓い後は、神社での引き取り、自治体のごみ、業者への依頼のいずれも可能
- 家を売るなら、売却の前に外して跡を確認しておく
まず、近くの神社に電話してください。「神棚を処分したい」と伝えれば、お札の返し方もお祓いの方法も教えてもらえます。
そして、お札だけなら今日にでも返せます。 ここは手続きも費用もほとんどかかりません。
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