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運営者情報

執筆者

運営・執筆 富永恵理香(とみながえりか)

このサイトは、業者や士業の立場からではなく、実家じまいを最後まで自分で通した側の視点で書いています。

引き継いだのは、曽祖父が建てた築100年の木造平屋でした。誰が見ても古く、買い手がつくとは思っていませんでした。

やったことを順番に書きます。遺品整理の見積もりを取り、解体の見積もりも取り、最後は解体せずに不動産会社を通して売りました。売れないと思っていた家が、200万円で売れました。

同じ出来事でも、受ける側と頼む側では見えているものが違います。業者の解説は作業手順から始まりますが、頼む側がつまずくのはその手前です。誰に決定権があるのか、どれを先にやると後戻りできなくなるのか、請求されたものを全部払う必要があるのか。実際に困るのはそこでした。

このサイトに書いているのは、そのときに知っていれば違ったこと、そして自分で調べて窓口で確認し、根拠を示せたことだけです。

実際に通ったこと

内容
物件曽祖父が建てた築100年の木造平屋
相続時の見立て買い手はつかないだろうと考えていた
遺品整理見積もりを取り、金額の幅を実際に見た
解体見積もりを取り、解体する場合としない場合を比べた
最終的な判断解体せず、現況のまま不動産会社を通して売却
結果200万円で成約

築100年の平屋を解体していたら、費用は出ていくばかりで、住宅用地の特例も外れていました。実際にはその手前で止まり、値がつかないと思っていた家に買い手がつきました。

解体してから売るべきかで迷っている方に向けては、ボロ家と更地はどっちが売れるか空き家が売れないときどうすればいいかに、判断の材料をまとめています。

このサイトが答えられること

次のような問いに、順番と根拠を示して答えられます。

  • 賃貸に住んでいた親が亡くなったとき、家賃はいつまで発生し、何日以内に何をするのか
  • 部屋を片付けると相続放棄ができなくなるのは、具体的にどういう行為をしたときか
  • 大家から請求された費用のうち、どこまでが払うべきものか
  • 遺品整理の見積もりを、業者ごとに何を揃えれば比べられる状態になるのか
  • 誰も住まなくなった家の固定資産税が上がるのは、どの通知が来たあとか
  • 相続した家を、いつまでに売れば税制上の特例に間に合うのか
  • 名義が親のままの家を、どの順番で動かせば売却に間に合うのか
  • 不動産会社に断られた家に、まだどんな出口が残っているのか

いずれも制度の説明では終わらせず、次に何をするかまで書いています。

答えられないこと

  • 個別の事案について、法的な判断を示すこと
  • 特定の物件がいくらで売れるかを言い当てること
  • 相続税の申告額を計算すること
  • 親族間の話し合いの落としどころを決めること

これらは弁護士、司法書士、税理士、不動産会社の領域です。記事の中では、どこから先を誰に聞けばいいのかを必ず書くようにしています。

1本を書くまでにやっていること

1 困っている場面から始める

制度の名前からではなく、実際に検索される言葉から始めます。「不動産屋に断られた」「タダでもいいから手放したい」「片付けが途中で止まった」。当事者が使う言葉と、制度上の名称は一致しません。

2 一次情報にあたる

法令や制度に関わる記述は、e-Gov法令検索、国税庁、法務省、国土交通省、裁判所など公的機関の公開情報を確認したうえで書いています。他の解説サイトの記述を写したものは載せません。

3 窓口で確認できることは、窓口の話として書く

自治体の担当課、法務局、農業委員会。電話で無料で確認できる範囲は思っているより広く、そこで結論が決まってしまう論点もあります。記事の中で読者自身に同じ確認をしてもらうよう書いているのは、そのためです。

4 金額は幅で書く

遺品整理も解体も、荷物の量と搬出経路と地域で倍以上変わります。ひとつの数字を出すほうが記事としては読まれますが、それで判断すると外します。幅と、幅が生まれる理由を書きます。

5 順番に落とす

最後に、その記事の内容を「今日やること」「その次にやること」に並べ直します。読んだあとに動けない記事は、書き直しています。

書くときに決めていること

  • 断定できないことは「争いがある」「事案による」と正直に書く
  • 制度は変わるため、確認した時点が分かるように記載する
  • 費用の目安を書くときは、それがどこから得た情報かを本文中に示す
  • 体験していないことを、体験したように書かない
  • 検索で上位に出すために、根拠のない断定をしない

このサイトを作った理由

親が亡くなったあとの手続きを調べていて、困ったことがありました。

情報が分野ごとにばらばらに存在していて、つながっていないのです。遺品整理のサイトには片付けの話しかなく、相続の解説サイトには手続きの話しかない。空き家の記事は売却の話から始まっています。

ところが、実際に直面する人にとっては、これらはひとつながりの出来事です。親が亡くなり、部屋を片付け、家が空き家になり、税金がかかり、いずれ手放す。この流れの中で、どの順番で何をすればいいのかが分からないまま、期限だけが過ぎていきます。

順番を間違えると取り返しがつかないことも、いくつもあります。片付けを先にしてしまったせいで相続放棄ができなくなる。解約の連絡が遅れて、誰も住んでいない部屋の家賃を何ヶ月も払う。解体してから売ろうとして、かえって損をする。

そうした「知っていれば避けられたこと」を、順番のまま並べておく場所を作りたいと考えました。

記事の並べ方

サイト全体を、当事者が通る順番に3つの段階で構成しています。

段階扱っていること
実家を片付ける退去期限、孤独死のあとの部屋、遠方からの進め方、費用と見積もり
実家を持て余す固定資産税、近隣からの苦情、管理の費用、相続登記と名義
実家を手放す売れない原因、断られたあとの選択肢、解体と売却の順番、負動産の出口

どの記事も、前後の段階へつながるように内部リンクを置いています。いま自分がどの段階にいるのかが分かれば、次に読むものが決まるようにしています。