この記事でわかること
- 本の重さがどれくらいになるかがわかる
- 自分で運び出そうとして失敗する理由がわかる
- 買取に出せる本と、出せない本がわかる
- 処分の方法と費用の目安がわかる
書斎の壁一面が本棚で埋まっている。親の蔵書らしい。段ボールに詰めれば運べると思っていた。
先に、数字を書きます。
本を詰めた段ボール1箱は、15〜20キロになります。
みかん箱程度の大きさでも、この重さです。体積より先に重量で限界が来るのが、本と食器と衣類です。
そして、古い本のほとんどに値はつきません。蔵書として立派に見えても、買取の対象になるのは一部です。

重さの目安
| 単位 | 重さの目安 |
|---|---|
| 文庫本1冊 | 150〜250グラム |
| 単行本1冊 | 300〜600グラム |
| 全集・図鑑1冊 | 1〜2キロ |
| 段ボール1箱(みかん箱程度) | 15〜20キロ |
| 本棚1つ分(幅90センチ・6段) | 100〜150キロ |
| 壁一面の書棚 | 300〜500キロ |
軽自動車の積載量は350キロ程度です。壁一面の蔵書は、それだけで積載量を超えます。
段ボール20箱を運ぶだけで、300キロを超えます。
自分で運び出そうとして止まる理由
1 持ち上がらない
段ボールに本を詰め切ると、20キロ近くになります。これを階段で下ろすのは、想像しているより重い作業です。
箱の底が抜けます。底をガムテープで十字に補強し、8分目までにしてください。
2 車に積める量で頭打ちになる
体積では余裕があっても、重量で先に限界が来ます。積みすぎると危険です。
3 自治体の1回の量に制限がある
多くの自治体で、資源ごみとして古紙回収に出せます。ただし、1回に出せる量が事実上決まっています。集積所に何十束も積むわけにはいきません。
4 腰を痛める
この作業でもっとも多い事故です。前かがみで20キロを持ち上げる動作を繰り返すと、確実に負担がかかります。
自分でやるか業者に頼むかの判断は遺品整理を業者に頼むか自分でやるかにまとめています。
買取に出せる本
| 種類 | 傾向 |
|---|---|
| 発行から数年以内の実用書、専門書 | 値がつきやすい |
| 医学、法律、工学などの専門書 | 需要がある |
| 全集、美術書、図録 | 状態次第 |
| 初版、署名本、限定版 | 古書として値がつくことがある |
| 郷土史、地方の資料 | 専門の古書店が扱う |
| 古典籍、和装本、古地図 | 専門店の領域 |
値がつかない本
- 古い文庫本、新書
- 数十年前のベストセラー
- 百科事典、年鑑
- 教科書、参考書
- 日焼け、シミ、においがあるもの
- 書き込みや線引きがあるもの
百科事典は、値がつかない代表です。全巻そろっていても、処分費がかかる側になります。
そして、日焼けと湿気が価格を決めます。窓際に長く置かれていた本は、状態で判断されます。
処分の方法
| 方法 | 費用 | 特徴 |
|---|---|---|
| 自治体の古紙回収 | 無料 | 集積所まで運ぶ。1回の量に限りがある |
| 古紙回収業者 | 無料〜 | まとめて引き取る。持ち込み可のところもある |
| 買取業者(宅配) | 無料 | 段ボールに詰めて送る。送料無料のところが多い |
| 買取業者(出張) | 無料 | 量が多い場合。値がつかないものも引き取ることがある |
| 遺品整理業者 | 作業費に含む | 他の作業とまとめて |
量が多いなら、出張買取を検討してください。
値がつくものを買い取り、つかないものもまとめて引き取ってくれる業者があります。分別する手間がなくなります。ただし、引き取りに費用がかかる場合もあるので、事前に確認してください。
出す前に確認する3つ
1 本の間に書類や現金が挟まっていないか
本棚は、高齢者が書類を隠す場所として使われます。
- 通帳、印鑑
- 権利証、契約書
- 現金
- 手紙、写真
すべての本を振ってから出してください。数が多くて大変ですが、これを飛ばすと戻りません。
2 蔵書印や署名がないか
親自身の蔵書印なら価値はありませんが、著者の署名があれば別です。扉のページを確認してください。
3 郷土資料が混ざっていないか
地域の歴史書、社史、記念誌。一般の買取では値がつきませんが、地元の図書館や資料館が受け入れることがあります。
値がつく本とつかない本をまとめて引き取れる会社があります。分別の手間がなくなります。

図書館への寄贈
受け入れてもらえないことのほうが多くあります。
- 保管場所の問題
- すでに所蔵している
- 状態の問題
事前に問い合わせてください。送りつけると迷惑になります。
一方、郷土資料や地域の記録は歓迎されることがあります。地元の図書館、公民館、資料館に相談する価値があります。
本棚も処分の対象
本を出したあとの本棚も残ります。
- 組み立て式なら分解して可燃ごみ
- 大型なら粗大ごみ、または業者へ
- 造り付けの棚は、家を売るならそのままで構わないことが多い
家具の処分費用は古いタンスや婚礼家具の処分費用にまとめています。
【FAQ】本の処分についてよくある質問
Q. 段ボールは何箱くらい必要ですか。
本棚1つ(幅90センチ・6段)でおよそ8〜10箱が目安です。
Q. 縛って出すときの注意はありますか。
ビニール紐ではなく紙紐を使う自治体があります。雨の日は出さないでください。
Q. 宅配買取は何冊から使えますか。
10冊程度からのところが多くあります。送料無料の条件を確認してください。
Q. 値がつかないと言われた本はどうなりますか。
引き取ってもらえる場合と、返送される場合があります。事前に確認してください。
Q. 全集を売りたいのですが。
そろっていることが条件になることが多くあります。欠けていると大きく下がります。
まとめ
- 段ボール1箱で15〜20キロ。壁一面の蔵書は300〜500キロになる
- 体積ではなく重量で限界が来る。軽自動車の積載量を簡単に超える
- 値がつくのは、発行が新しい専門書、初版、署名本、郷土資料
- 古い文庫、百科事典、日焼けした本は値がつかない
- 出す前に、すべての本を振って書類や現金を確認する
まず、本の間に何か挟まっていないかを確認してください。本棚は書類の隠し場所として使われます。
そのうえで、量が多いなら出張買取を検討してください。値がつかないものもまとめて引き取ってもらえれば、分別と運搬の手間が一度に減ります。
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