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ゴミ屋敷を自分で片付けようとして無理だった|途中放棄からの立て直し方

ゴミ屋敷を自分で片付けようとして無理だった|途中放棄からの立て直し方
目次

この記事でわかること

  • ゴミ屋敷の自力片付けが途中で止まる理由がわかる
  • 止まった状態から立て直す手順がわかる
  • 自力では危険なケースが具体的にわかる
  • 途中まで進んだ状態でも見積もりが取れることがわかる

意を決して実家の片付けを始めた。何袋か出したところで、量の多さに手が止まった。玄関から先に進めない。それから数週間、また行こうと思いながら足が向かない。

まず言っておきたいことがあります。それは普通のことです

ゴミ屋敷化した家の片付けは、量の問題だけではありません。臭い、虫、ほこり、床が見えない不安定さ、そして何より心理的な負荷が同時にかかります。数袋出した程度で気力が尽きるのは、根性の問題ではありません。

そして、止まったまま放置するのがいちばん状況を悪くします。虫が増え、臭いが染み、床が傷み、近隣からの苦情につながります。立て直し方には順番があります。

その状態を業者は見慣れています。写真を送るだけでも概算は出ます。

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なぜ途中で止まるのか

  1. 出しても見た目が変わらない

45リットルの袋を10袋出しても、部屋全体から見れば数パーセントです。1日作業して景色が変わらないと、次に行く気力が落ちます。

  1. 分別が終わらない

ゴミ屋敷では、可燃・不燃・資源・粗大がすべて混ざっています。1袋作るのに、何十回も判断することになります。手を動かす時間より分別している時間のほうが長くなります。

  1. 粗大ごみの回収が追いつかない

自治体の粗大ごみは申し込み制で、1回に出せる点数に上限があることが多くあります。片付けが進んでも、物が家から出ていくペースは自治体の都合で決まります。

制約は遺品の粗大ごみは何個まで出せるかにまとめています。

  1. 体調を崩す

ほこり、カビの胞子、虫の死骸。マスクなしで作業すると、翌日に咳や湿疹が出ることがあります。夏場は熱中症の危険もあります。

  1. 見たくないものが出てくる

親がどう暮らしていたのかが物として目の前に現れます。ここで手が止まる人は多くいます。これは気持ちの問題であって、作業の問題ではありません。

自力では危険なケース

次のどれかに当てはまるなら、自力での作業は中止してください。

床が見えない

床の上に堆積している状態では、下に何があるか分かりません。ガラス片、注射針、腐敗物。踏み抜きや刺し傷の危険があります。

虫が発生している

ゴキブリ、ハエ、コバエ、ダニ。駆除をせずに片付けを始めると、隣室や自宅へ広がります。先に駆除が必要です。

強い臭いがある

生ゴミの腐敗、動物の糞尿、カビ。臭いは壁や天井に染み込んでいることが多く、片付けだけでは取れません。消臭作業が別に必要になります。

天井まで積み上がっている

崩落の危険があります。下から抜くと上が落ちてきます。順番を間違えると生き埋めになる事故が実際に起きています。

水回りが使えない

トイレや風呂が物で埋まっている、あるいは詰まっている場合、衛生状態が悪化しています。感染のリスクを考えてください。

この5つのうち2つ以上あるなら、専門業者に任せるべき状態です

止まった状態からの立て直し手順

まだ自力で続けられる状態なら、次の順で進めてください。

① 現状を写真で撮る

各部屋を1枚ずつ。見積もりを取るときに使えますし、進んだかどうかの比較にもなります。

② ゴールを「家全体」から「1部屋」に変える

家全体を少しずつ進めるのをやめて、1部屋だけを完全に終わらせます。終わった部屋のドアを閉めれば、進んだことが目に見えます。

選ぶのは、いちばん物が少ない部屋です。難しい部屋から始めると、また止まります。

③ 分別をやめる

ここが重要です。ゴミ屋敷の片付けで分別に時間をかけると、まず終わりません

処分場への自己搬入なら、混合ごみとして受け入れてもらえる自治体があります。手数料は割高になりますが、分別に何十時間もかけるより安く済みます。

自治体に「混合状態で持ち込めるか」を確認してください。

④ 大型のものから出す

小物から手をつけると、いつまでも景色が変わりません。家具や家電を先に抜くと、空間ができて作業しやすくなります。

⑤ 期限を決めて、誰かに言う

「◯月末までに1階を終える」と兄弟や配偶者に宣言してください。期限のない作業は必ず伸びます。

途中まで進めた分は費用に反映されます。いまの状態のまま見てもらって構いません。

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途中まで進んだ状態でも見積もりは取れる

「散らかっている状態を見せるのが恥ずかしい」という理由で、業者に連絡できない人が多くいます。

業者はその状態を見慣れています。ゴミ屋敷の片付けは遺品整理業者の主要な業務のひとつで、驚かれることはありません。

近所に知られたくない場合は、次を伝えてください。

  • 社名の入っていない無地の車両で来てもらえるか
  • 作業時間帯を配慮してもらえるか(早朝や夜間)
  • 近隣への挨拶をどうするか

対応している業者は多くあります。依頼時に聞けば済みます。

恥ずかしさへの対処は実家がゴミ屋敷で恥ずかしい、業者に頼むにはにもまとめています。

費用を下げる方法

自分で進めた分は費用が下がる

途中まで出した分は、そのまま見積もりに反映されます。無駄にはなりません。

買取で相殺する

ゴミ屋敷でも、値がつく物が埋まっていることがあります。工具、着物、古い家電、切手、カメラ。買取に対応している業者に見てもらうと、費用から差し引かれます。

部分依頼にする

大型家具と家電だけ、あるいは1階だけ、というように区切って依頼できます。全部任せるより費用が下がり、自分の負担も減ります。

複数社に見てもらう

ゴミ屋敷の見積もりは業者による差が大きい領域です。量の見立てと作業人数の想定が違うためです。2〜3社に同じ状態を見てもらってください。

【FAQ】ゴミ屋敷の片付けについてよくある質問

Q. 親がまだ住んでいます。勝手に片付けていいですか。

本人の同意なく処分すると、あとで深刻なトラブルになります。ゴミに見えても本人にとっては所有物です。医療や福祉の相談窓口に先に相談してください。

Q. 虫が出ています。先に駆除すべきですか。

はい。片付けと同時に駆除をすると、逃げた虫が隣室や自宅へ広がります。業者に依頼する場合は、駆除を含むか確認してください。

Q. 賃貸で退去期限が迫っています。

自力では間に合いません。すぐに業者に連絡して、最短の日程を確認してください。同時に管理会社へ期限の延長を相談してください。詳しくは退去の立会いに荷物が残ってる、間に合わないときにあります。

Q. 一人でやるのは無理でしたが、家族に頼めません。

業者に頼むのがもっとも早く、結果的に安く済みます。数ヶ月放置するほうが、費用も精神的な負担も大きくなります。

Q. 途中で放置した状態が続いています。何から再開すればいいですか。

まず写真を撮って、2〜3社に見積もりを取ってください。金額が分かれば、自分でやるか任せるかを決められます。判断がつかないまま放置するのがいちばん悪い状態です。

まとめ

  • 途中で止まるのは、見た目が変わらないこと、分別が終わらないこと、回収が追いつかないこと
  • 床が見えない、虫がいる、強い臭い、天井まで積み上がり、水回りが使えない。2つ以上あれば自力は中止
  • 立て直すなら、1部屋に絞り、分別をやめ、大型のものから出す
  • 途中まで進んだ状態でも見積もりは取れる。業者はその状態を見慣れている
  • 放置するほど、虫と臭いと近隣トラブルで状況が悪化する

止まっていること自体を責める必要はありません。ただ、放置していても物は減りません。

まず写真を撮って、2〜3社に見てもらってください。金額が分かれば、続けるか任せるかを決められます。見積もりを取ったからといって、依頼する義務は生じません。

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放置している時間が長いほど、状況も費用も悪くなります。まず金額を知ってください。

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この記事を書いた人

「実家じまいの手引き」は、親が亡くなったあとの実家をどうするかについて、実際に確認できた事実だけを掲載している個人運営の情報サイトです。

遺品整理の費用と期限、相続放棄で触れてはいけないもの、誰も住まない家にかかり続ける税金、売れない空き家の手放し方。この一連の流れを、時系列に沿ってまとめています。

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