この記事でわかること
- 写真とアルバムを処分する方法が4つわかる
- 供養にかかる費用の目安がわかる
- デジタル化の実費と所要日数がわかる
- 全部を今日決めなくていい理由がわかる
段ボールに何箱もあるアルバム。捨てるのはためらわれるし、持ち帰るには多すぎる。
この作業で手が止まる方はとても多くいます。量の問題ではなく、判断が重いことが原因です。
先に、いちばん現実的な進め方を書きます。
いま決めなくて構いません。 保留の箱を作って、そこに入れてください。決めるのは後日でも間に合います。写真は場所を取らず、腐りもしません。急いで判断する理由がないのです。
そのうえで、方法を4つ並べます。

処分の方法は4つ
| 方法 | 費用の目安 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 供養してから処分 | 数千円〜3万円程度 | 気持ちの整理をつけたい |
| デジタル化して現物を処分 | 1枚数十円〜、アルバム1冊単位の料金も | 内容は残したい |
| 一部だけ残して処分 | 無料 | 量を減らしたい |
| 通常のごみとして処分 | 自治体の料金 | 判断が済んでいる |
供養してから処分する
寺社や専門業者が引き受けています。
寺社に持ち込む、または送る
- お焚き上げの費用は数千円から
- 段ボール1箱単位で受け付けるところがある
- 郵送で受け付ける寺社もある
遺品整理業者に依頼する
- 作業とあわせて供養を手配してもらえる
- 合同供養と個別供養で費用が違う
- 供養証明書を発行する業者がある
「供養は必要か」と聞かれることがありますが、決まりはありません。気持ちの区切りとして行うものです。必要ないと感じるなら、しなくて構いません。
依頼する場合は、どこで、どのように供養されるのかを確認してください。説明できない業者は避けてください。
デジタル化して残す
現物は処分しても、内容は残せます。
| 方法 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 業者に依頼 | 1枚数十円、またはアルバム単位の料金 | 枚数が多いほど1枚あたりは下がる |
| 自分でスキャナー | 機器代のみ | 時間がかかる |
| スマートフォンで撮影 | 無料 | いちばん手軽。画質は落ちる |
アルバムに貼られた写真は、はがすと傷むことがあります。台紙ごと預かって作業する業者もあるので、剥がす前に相談してください。
スマートフォンでの撮影で十分な場合も多くあります。見返すためだけなら、これで足ります。アルバムを開いてページごと撮れば、1冊数分です。
そして、データは2か所以上に保存してください。端末が壊れると一度に失われます。
一部だけ残す
全部を残す必要も、全部を捨てる必要もありません。
残す基準の例です。
- 親の若い頃の写真を数枚
- 家族が全員写っているもの
- 実家の建物が写っているもの
- 自分が写っているもの
- 何が写っているか分かるもの
逆に、判断しやすいのは次のものです。
- 誰が写っているか分からない集合写真
- 風景だけのもの
- 同じ場面が何枚も続いているもの
- ピントが合っていないもの
- 変色して見えないもの
旅行先の風景写真は、思っているより多く含まれています。ここを外すだけで量がかなり減ります。
兄弟がいる場合
処分する前に声をかけてください。
あとから「あの写真はどうした」となるのが、この分野でもっとも多い揉めごとです。
現実的な進め方です。
- 処分する前に、全体を写真に撮って共有する
- ほしいものがあるか聞く
- 期限を切る(返事がなければ処分すると伝える)
- デジタル化したデータを共有する
データを共有できれば、たいていの場合は解決します。現物を誰が持つかで揉める必要がなくなります。
勝手に処分したときの揉め方は兄弟の遺品を勝手に処分するとトラブルになるかにまとめています。
写真やアルバムの供養を、作業とあわせて手配してくれる業者があります。まとめて頼めば持ち帰る必要がありません。

手が止まったときの進め方
写真の仕分けは、片付け全体の中でいちばん進みません。理由があります。
- 1枚ごとに判断が要る
- 見始めると時間が経つ
- 捨てる決断が重い
だから、写真は最後に回してください。
家具や家電、衣類を先に片付けてください。判断が軽いものから終わらせると、家の中が目に見えて片付きます。写真は最後まで残しても、誰も困りません。
そして、その日のうちに決められなければ保留の箱に入れる。段ボール1箱に収まる量まで減れば、持ち帰って後日ゆっくり見られます。
手が止まる仕組みは遺品整理で気持ちが追いつかないにまとめています。
業者に頼む場合の確認事項
- 写真やアルバムを供養に回してもらえるか
- 供養の方法と、証明書の有無
- 「大事なものは残して」ではなく、具体的に何を残すか伝えたか
- デジタル化に対応しているか、外部に委託するのか
「大事なもの」では伝わりません。アルバムを何冊残すのか、どの棚のものか、写真は全部残すのか。具体的に指示してください。
【FAQ】写真とアルバムの処分についてよくある質問
Q. 写真を普通のごみに出してもいいですか。
自治体のルールに従えば問題ありません。アルバムの台紙は分別が必要な場合があります。
Q. 供養しないと良くないことが起きますか。
そうした決まりはありません。気持ちの区切りとして行うものです。
Q. アルバムは何冊くらいが普通ですか。
家庭によって大きく違います。10冊を超えることも珍しくありません。
Q. デジタル化はどのくらいの日数がかかりますか。
業者に依頼した場合、枚数によりますが2週間から1ヶ月程度が目安です。
Q. ネガやフィルムはどうすればいいですか。
デジタル化に対応している業者があります。プリントより状態が良いことがあります。
まとめ
- いま決めなくていい。保留の箱を作って後日でも間に合う
- 供養は決まりではない。数千円から3万円程度で依頼できる
- 現物を処分しても、スマートフォンで撮るだけで内容は残せる
- データは2か所以上に保存する
- 兄弟がいるなら、処分の前に共有する
まず、写真は最後に回してください。家具や衣類から片付けたほうが確実に進みます。
そのうえで、明らかに判断できるものだけ先に外してください。風景写真と、誰か分からない集合写真。ここだけで量はかなり減ります。
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