この記事でわかること
- 納骨堂の4つの種類と費用の違い
- 契約期間が終わったあとどうなるか
- 骨壺の大きさで入らないことがあること
- 納骨堂が向いている場合とそうでない場合
墓じまいのあと、納骨堂に移すことを考えている。何を確認すればいいのか?
先に確認事項を書きます。
契約期間が終わったあと遺骨がどうなるかを、先に聞いてください。多くの納骨堂は期間経過後に合祀へ移します。合祀になれば取り出せません。
費用と設備で選ぶ方が多いところですが、終わり方のほうが判断を左右します。
墓じまいの改葬先になる納骨堂の種類
| 種類 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロッカー式 | 20万円〜80万円 | 棚に骨壺を納めます。費用を抑えられます |
| 仏壇式 | 50万円〜150万円 | 上段に仏壇、下段に遺骨。家族単位で使えます |
| 自動搬送式 | 80万円〜150万円 | カードで呼び出す形。都市部に多い |
| 位牌式 | 10万円〜30万円 | 位牌を並べ、遺骨は別に安置します |
年間管理料が別にかかる施設がほとんどです。総額は初期費用に管理料の年数分を足して比べてください。

納骨堂の契約期間が終わったらどうなるか
多くの施設は、契約期間の終わりに合祀へ移します。
13年、17年、33年などの区切りが一般的です
お参りの形も個別です
以後は取り出せません
追加の費用で延長できる形があります
更新の可否と、そのときの費用まで確認しておくと、次の代に判断を渡さずに済みます。合祀の内容は墓じまい後の永代供養と合祀に書きました。
骨壺が納骨堂に入らないことがある
古い墓から出した骨壺は、納骨堂の規格に入らないことがあります。
関東では7寸の骨壺が使われることが多く、納骨堂の棚に収まらない場合があります。関西では5寸が主流で、こちらは入ることが多いです。
対応は2つです。施設が用意する骨壺に移し替えるか、粉骨して容量を減らすかです。粉骨の費用と手順は墓じまいの粉骨にまとめました。
見学のときに、いま使っている骨壺の寸法を伝えて入るかを聞いてください。契約後に判明すると追加の費用がかかります。
墓じまいで納骨堂が向いている場合
- 交通の便を優先したい
駅から近い施設が多く、高齢になっても通えます
- 天候に左右されずお参りしたい
屋内なので草取りも掃除も要りません
- 家族単位でまとめたい
仏壇式なら複数の遺骨を一緒に納められます
- 合祀に迷いがある
期間中は個別なので、判断を先送りにできます
逆に、体数が多い場合は費用が跳ね上がります。先祖代々の墓から5体10体出る場合は、合祀のほうが現実的です。行き先の比較は墓じまいで遺骨はどうするかにまとめました。
納骨堂を選ぶときに聞く4つのこと
| 質問 | 確認したいこと |
|---|---|
| 契約期間は何年で、終わるとどうなりますか | 合祀に移るのか、更新できるのか |
| 年間管理料はいくらですか | 総額を計算するために要ります |
| 骨壺は何寸まで入りますか | 移し替えや粉骨が必要かどうか |
| 受入証明書は契約前に出せますか | 改葬許可の申請に間に合わせるため |
受入証明の頼み方は墓じまいの受入証明書に書きました。
墓じまいと納骨堂でよくある質問
- 宗派を問われますか?
寺が運営する納骨堂では在来仏教に限る場合があります。見学のときに確認してください。
- 管理料を払わないとどうなりますか?
一定期間の未納で契約が解除され、合祀に移されることがあります。
- 生前に契約できますか?
できます。墓じまいの前に決めておくと手続きが早く進みます。
- あとから別の場所へ移せますか?
契約期間中で個別安置なら可能なことが多いです。合祀後は移せません。
まとめ
- 納骨堂は契約期間が終わると合祀に移る施設が多い。終わり方を先に聞く
- 総額は初期費用に年間管理料の年数分を足して比べる
- 古い骨壺は規格に入らないことがある。寸法を伝えて確認する
- 体数が多い場合は費用が跳ね上がる。合祀のほうが現実的なことがある
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

