この記事でわかること
- 墓じまいで粉骨が必要になる3つの場面
- 粉骨の費用と、どこに頼むか
- 古い遺骨は乾燥が要ること
- 粉骨すると戻せないこと
墓じまいの見積もりに粉骨という項目があった。必ずやるものなのか?
先に整理します。
粉骨は全員に必要なものではありません。必要になるのは、散骨する場合と、骨壺が改葬先の規格に入らない場合、そして手元供養で小さな容器に納める場合の3つです。
そのどれにも当てはまらないなら、外して構わない項目です。見積もりに入っていたら理由を聞いてください。
墓じまいで粉骨が必要になる3つの場面
| 場面 | 必要か |
|---|---|
| 海洋散骨する | 必要です。焼骨のままでは撒けません |
| 納骨堂や永代供養墓の規格に入らない | 必要なことがあります |
| 手元供養で小さな骨壺に納める | 必要です |
| 合祀する | 施設によります。求められないことも多いです |
| 新しい墓に移す | 不要です |
古い墓の骨壺は関東で7寸のことが多く、納骨堂の棚や小さな区画に入らない場合があります。見学のときに寸法を伝えて確認してください。

墓じまいの粉骨の費用
| 頼み先 | 費用の目安 |
|---|---|
| 粉骨の専門業者 | 1万円〜3万円(骨壺1つあたり) |
| 散骨業者のプランに含まれる | 追加費用なしのことが多い |
| 石材店に依頼する | 提携業者への手配になります |
| 自分で行う | 費用はかかりませんが手間がかかります |
体数が多い場合は骨壺の数だけかかります。先祖代々の墓で5体10体ある場合は、合計金額を先に確認してください。
古い遺骨は粉骨の前に乾燥が要る
墓のカロートに水が入っていることがあります。長く置かれた遺骨は湿気を含んでいて、そのままでは粉骨できません。
工事の日に石材店が取り出したときに分かります
業者が専用の設備で乾かします。数日かかります
土や苔が付いている場合に行います
専用の機械で粉状にします
見積もりに粉骨だけが書かれていて、実際には乾燥と洗浄の追加費用が出ることがあります。古い墓であることを先に伝えて、追加が出る条件を聞いてください。
粉骨は自分でもできるか
法律で業者に限られてはいません。ただし手作業では均一になりません。
散骨の場合は2ミリ以下を目安に粉状にする必要があり、家庭の道具では難しいところです。散骨する予定なら業者に頼んでください。手順は墓じまい後の海洋散骨にまとめました。
墓じまいで粉骨すると戻せない
粉骨した遺骨を元の形に戻すことはできません。
新しい墓に移す予定があるなら不要です。納骨堂も、規格に入るなら粉骨せずに済みます。必要かどうかを確かめてから決めてください。
行き先ごとの要否は墓じまいで遺骨はどうするかにまとめました。
粉骨を頼むときに聞く3つのこと
| 質問 | 確認したいこと |
|---|---|
| 立ち会えますか | 別の遺骨と取り違えられていないかを見られます |
| 乾燥と洗浄は別料金ですか | 古い遺骨では追加が出ます |
| 体数が複数の場合はいくらですか | 骨壺ごとの料金かどうか |
立ち会いを断る業者もあります。作業の様子を撮影して送ってくれるところもあるので、心配なら先に聞いてください。
墓じまいの粉骨でよくある質問
- 粉骨すると容量はどのくらい減りますか?
3分の1から5分の1程度になります。小さな骨壺に納められるようになります。
- 粉骨に届出は要りますか?
要りません。改葬許可の手続きとは別のものです。
- 郵送で頼めますか?
対応している業者があります。改葬許可証の写しを求められることが多いです。
- 合祀でも粉骨は必要ですか?
施設によります。骨壺から出して納める形なので、求められないことも多いです。
まとめ
- 粉骨が必要なのは散骨、規格に入らない場合、手元供養の3つ
- 費用は骨壺1つあたり1万円から3万円。体数が多いとその分かかる
- 古い遺骨は乾燥と洗浄が要り、別料金のことがある
- 粉骨すると戻せない。必要かどうかを確かめてから決める
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

