この記事でわかること
- 納骨堂の費用が形式ごとにいくらか
- 年間管理費がかかるものとかからないもの
- 使用期限が終わったあとに何が起きるか
- 納骨堂を選ぶ前に確認する6項目
墓じまいをして遺骨を納骨堂に移そうと考えている。ただ金額に幅がありすぎて、何を基準に選べばいいのか分からない。
先に注意点を書きます。
納骨堂の多くは使用期限つきの契約です。
13年、33年といった期限が設定されていて、その期間が終わると多くは合祀に移されます。「永代」と書かれていても、個別の状態が永久に続くわけではありません。
費用を比べるときは、金額と一緒に期限を見てください。安いものは期限が短いことがあります。
納骨堂の費用の目安
| 形式 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ロッカー型 | 20万〜50万円 | 棚に骨壷を納める。一番安い |
| 仏壇型 | 50万〜150万円 | 上段が仏壇、下段が納骨。スペースが広い |
| 自動搬送型 | 80万〜150万円 | 参拝ブースに機械で運ばれてくる |
| 位牌型 | 10万〜30万円 | 位牌を並べ、遺骨は別に安置 |
ここに年間管理費が乗ることがあります。年5,000円から2万円程度で、払わなくなると契約が解除され、合祀に移されます。

納骨堂の費用に年間管理費が含まれるか
- 一括前払い型
使用期限までの管理費が最初の金額に含まれる。追加の支払いがない
- 年払い型
毎年管理費を払う。総額は年数分を足して計算する
- 合祀型
最初から合祀なので管理費がかからないことが多い
30年契約で年間管理費1万円なら、それだけで30万円です。最初の金額だけを比べると判断を誤ります。
納骨堂の使用期限が終わったあと
| 契約 | 期限後 |
|---|---|
| 13年・33年など期限つき | 合祀に移される |
| 更新できる契約 | 更新料を払えば延長できる |
| 承継者がいる限り | 承継が続く限り個別のまま |
期限が来て合祀に移されると、他の方の遺骨と混ざるため個別には戻せません。子や孫が「先祖の遺骨はどこか」と聞いたときに、答えが合祀墓になります。それでよいかを先に決めてください。
公営の納骨堂という選択肢
自治体が運営する納骨施設は民営より安いことがあります。
横浜市の日野こもれび納骨堂は年間管理料が9,900円です。京都市の深草墓園にも納骨堂があります。
ただし公営は住所要件と募集時期の制限があり、抽選になることもあります。民営と並行して探してください。霊園ごとの扱いは霊園から探すにまとめました。
納骨堂を選ぶ前に確認する6項目
13年か33年かで総額の考え方が変わります
合祀か、更新できるかを確認します
年数分を足して総額を出します
1体ずつ課金される施設があります
自動搬送型は開館時間や混雑期の制限があります
宗教法人か自治体か。閉鎖のリスクを見ます
金額の比べ方は墓じまいの費用相場に、ほかの改葬先との比較は墓じまい後の永代供養の費用相場に書きました。
納骨堂の費用でよくある質問
- 納骨堂は墓地よりいつも安いですか?
個別の期間が長いものや自動搬送型は、墓地の使用料と変わらない金額になります。形式で大きく違います。
- 複数の遺骨をまとめて納められますか?
施設によります。骨壷のサイズと数に上限があるので、体数を伝えて確認してください。
- 納骨堂が閉鎖されたらどうなりますか?
経営主体の状況によります。宗教法人が運営していても永続する保証はないので、契約書で解散時の扱いを確認してください。
- 宗派は問われますか?
宗教不問の施設が多いですが、寺院が運営する納骨堂は檀家になることを求める場合があります。
まとめ
- 納骨堂の費用は10万〜150万円。形式で大きく違う
- 年間管理費がある場合は年数分を足して総額を出す
- 多くは期限つき。13年や33年で合祀に移される
- 公営の納骨堂は安いが住所要件と抽選がある
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

