この記事でわかること
- 近所に知られずに作業してもらう具体的な方法がわかる
- 業者に何をどう伝えればいいかがわかる
- 費用の目安と、金額が上がる要因がわかる
- 自分でやろうとして失敗する理由がわかる
玄関を開けたら、足の踏み場がなかった。誰かに見られたくない。業者を呼ぶこと自体が恥ずかしい。
まず、知っておいてほしいことがあります。
業者にとっては珍しい現場ではありません。 この状態を専門に扱う会社があり、年間に何件も同じ現場に入っています。驚かれることも、責められることもありません。
そして、近所に知られないための方法が実際に用意されています。 依頼するときに希望を伝えれば対応してもらえます。
社名の入らない車両での作業に対応する会社があります。まず見積もりの取り方から相談できます。

近所に知られないための5つ
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 社名の入っていない車両 | 無地のトラックで来てもらう |
| 作業着の指定 | ロゴの入っていない服で作業してもらう |
| 時間帯の指定 | 早朝、または人通りの少ない時間 |
| 見積もりの訪問方法 | 私服、社名の入らない車で来てもらう |
| 搬出経路の工夫 | 目立たない出入口、養生で中を見せない |
依頼するときに、そのまま伝えてください。
近所に知られたくないので、次の対応をお願いできますか
・社名の入っていない車で来てほしい
・作業着にロゴが入っていないほうがありがたい
・見積もりも私服で来てほしい
・作業は◯時頃からにしてほしい
多くの会社が、こうした依頼を日常的に受けています。対応できない会社もあるので、見積もりのときに確認してください。
業者に伝えること
隠すと見積もりが狂います。正確に伝えたほうが、結果的に安く済みます。
- 部屋数と、どの部屋がどのくらい埋まっているか
- 床が見えるかどうか
- 水回りが使える状態か
- 臭いがあるか
- 虫や動物の形跡があるか
- エレベーターの有無、階段の幅、前面道路の広さ
- 生ごみや液体があるか
電話やメールだけで金額を出す会社は避けてください。現地を見ないまま出した金額は、作業当日に必ず変わります。
見積もりの取り方は遺品整理の見積もりで比べる8項目にまとめています。
費用の目安
通常の遺品整理より高くなります。
| 状態 | 費用の目安 |
|---|---|
| 通常の一戸建て | 20万〜50万円程度 |
| 床が見えない状態 | 割増になる |
| 水回りが使えない | 割増になる |
| 臭い・害虫の対応が必要 | 特殊清掃が加算される |
| 搬出経路が狭い | 人員が増えて加算される |
金額を押し上げるのは、量よりも作業のしにくさです。
- 分別しながら運ぶ必要がある
- 手作業でしか運べない
- 防護具が必要
- 1日で終わらず日数がかかる
臭いが強い場合は特殊清掃の領域になります。費用の考え方は特殊清掃の費用は何で決まるかにまとめています。
自分でやろうとして止まる理由
「業者を呼ぶのが恥ずかしいから、自分で片付ける」と考える方は多くいます。ところが、この状態の家では途中で止まることがほとんどです。
理由は3つです。
1 ごみの量が自治体の受け入れ量を超える
粗大ごみは1回の申し込みで出せる点数に上限があります。一般ごみも、1日に出せる量が事実上決まっています。家から物が出ていくペースを自治体が決めることになります。
2 車に積める重量で頭打ちになる
本、食器、衣類は体積より先に重量で限界が来ます。軽トラックでも積載量には制限があります。
3 分別に時間がかかりすぎる
長期間放置された家では、何が入っているか分からない袋が積み上がっています。1袋開けるのに時間がかかり、進みません。
そして、危険があります。積み上がった荷物の崩落、床の傷み、害虫、カビ。体調を崩してから業者を呼ぶことになるのがいちばん高くつきます。
進まなくなる仕組みは遺品整理が自分でできないと感じたらにまとめています。
この状態を専門に扱う会社があります。隠さず伝えたほうが、見積もりは正確になります。

業者を選ぶときの確認事項
- 一般廃棄物収集運搬の許可を持つ会社と連携しているか
- 現地を見て見積もりを出すか
- 見積書を書面で出すか
- 追加費用が発生する条件が書かれているか
- 買取に出せるものがあるか見てもらえるか
- 近所への配慮に対応できるか
見積書を書面で出さない業者は、その時点で候補から外してください。
そして、貴重品の捜索をどうするかを必ず確認してください。この状態の家では、通帳や現金が埋もれていることがあります。「見つかった場合はどうしますか」と聞いてください。
立ち会えない場合
現地に行かずに依頼することもできます。
- 鍵を郵送または現地で受け渡す
- 作業前後の写真を送ってもらう
- 貴重品が出た場合の扱いを事前に決めておく
遠方から頼む場合の手順は遠方の実家の遺品整理を頼むにまとめています。
立ち会いたくない気持ちがあるなら、それでも構いません。現場を見ずに終えている方は多くいます。
【FAQ】ゴミ屋敷状態の実家についてよくある質問
Q. 家主や近隣に責任を問われますか。
臭いや害虫が周囲に及んでいる場合、対応を求められることがあります。早く手をつけたほうが小さく済みます。
Q. 何日かかりますか。
一戸建てで数日から1週間程度が目安です。状態によっては延びます。
Q. 買取で費用を相殺できますか。
埋もれている中に価値のあるものが含まれていることがあります。遺品の買取で費用は相殺できるかにあります。
Q. 賃貸で退去期限があります。
期限を業者に伝えてください。日程を優先して組んでもらえます。間に合わない場合の扱いは退去期限に間に合わないときにあります。
Q. 親がまだ生きていて、その状態です。
生前の片付けは本人の同意が必要です。無断で処分するとトラブルになります。
まとめ
- 業者にとって珍しい現場ではない。専門に扱う会社がある
- 社名なしの車両、私服での訪問、時間帯の指定。希望を伝えれば対応してもらえる
- 状態を隠さず伝えたほうが、見積もりが正確になり結果的に安く済む
- 自分でやろうとしても、自治体の受け入れ量と重量、分別で止まる
- 貴重品の捜索をどうするかを、依頼の前に必ず確認する
まず、現地を見てもらう約束を1件取ってください。そのときに「社名の入っていない車で来てほしい」と伝えれば済みます。
恥ずかしさで先延ばしにしている間も、状態は悪くなり、費用は上がっていきます。
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現地を見てもらう約束を1件取るところからです。訪問の方法も希望を伝えられます。

