この記事でわかること
- 査定後にどこから、どのくらい連絡が来るのかがわかる
- 電話を減らす申し込み方がわかる
- 売る気が固まっていない段階でも査定を取っていい理由がわかる
- 断るときの具体的な言い方がわかる
査定を出したいけれど、そのあと営業電話が続くのが嫌で手が止まっている。
この不安で動けなくなっている方は多くいます。先に、実際に起きることを書きます。
連絡は来ます。ただし、来る先の数はこちらで決められます。 申し込みの段階で会社数を絞れば、その数しか来ません。
そして連絡手段は指定できます。 備考欄に「メールのみでお願いします」と書けば、多くの会社はそれに従います。宅地建物取引業法により、相手が望まない勧誘を続けることは禁じられています。
連絡方法を指定して申し込めば、電話に追われることはありません。まず金額だけ確かめてください。

実際にどこから連絡が来るか
査定を申し込むと、あなたが選んだ不動産会社から直接連絡が来ます。それ以外の会社から来ることはありません。
| 内容 | |
|---|---|
| 連絡してくる相手 | 申し込みで選んだ会社のみ |
| 最初の連絡 | 早ければ当日、多くは翌営業日まで |
| 手段 | 電話、メール。指定すればメールのみも可能 |
| 集中する期間 | 最初の2〜3日 |
| 目的 | 物件の詳細確認と、訪問査定の打診 |
最初の連絡は営業というより、物件の状態を確認するための質問であることがほとんどです。建物の傷み、荷物の有無、接道、名義。これを聞かないと金額が出せません。
電話を減らす申し込み方
1 会社数を絞る
一括査定では選ぶ会社数を指定できます。3社程度にすれば、連絡も3社からです。
ただし、条件の悪い物件では扱わない会社が出ます。3社中2社に断られることもあるので、最低3社は残してください。
2 備考欄に連絡方法を書く
そのまま書いて構いません。
・連絡はメールでお願いします
・電話は平日18時以降のみ可能です
・まずは概算金額だけ知りたい段階です
・訪問査定はいまのところ考えていません
この4行を入れるだけで、対応がかなり変わります。
3 いまの段階を正直に書く
「売ると決めていない」と最初に伝えたほうが、押しの強い対応は減ります。会社側も、すぐ決まらない相手に時間をかけません。
隠して申し込むと、期待させたぶん連絡が増えます。
4 電話に出られる時間を書く
出られない時間にかかってきて、折り返しがまた来る。この往復がいちばん負担になります。時間を書けば1回で済みます。
売ると決まっていなくても査定を取っていい
査定は売却の申し込みではありません。金額を聞くだけの手続きです。
そして、金額を知らないまま持ち続ける判断はできません。
- 修繕して持ち続けるか、手放すか
- 解体してから売るか、現況のまま売るか
- 兄弟でどう分けるか
- 税制の特例に間に合わせるか
どれも、いくらになるかが分からなければ比べられません。査定を取ることと、売ると決めることは別です。
断るときの言い方
決まった言い方があります。回りくどく断るほうが連絡は長引きます。
まだ決められないとき
「家族と相談して決めますので、こちらから連絡します。それまで連絡は控えてください」
他社に決めたとき
「他社にお願いすることにしました。ありがとうございました」
理由を説明する必要はありません。金額が理由でも、そう言う必要はありません。
しつこいとき
「今後の連絡はお断りします」と伝えてください。それでも続く場合は、宅地建物取引業法違反として、都道府県の宅地建物取引業を担当する部署に相談できます。
備考欄に「メールのみ」「まずは概算だけ」と書いて出せます。会社数もこちらで選べます。

訪問査定を断ってもいいか
構いません。まず机上査定(現地を見ずに出す概算)だけ受けて、そこから絞れます。
ただし、空き家では机上査定の精度が落ちます。建物の傷み、荷物の量、接道の実際。これらは現地を見ないと分かりません。
概算で数社に絞ってから、残した会社にだけ訪問してもらう。この順番が負担も少なく済みます。
遠方でも査定は受けられる
現地に行く必要はありません。
- 鍵を預けて内部も見てもらう
- 外観だけ見てもらい、内部は写真で伝える
- 隣家に立ち会いを頼む
いずれも実際に行われています。申し込みのときに「遠方に住んでいるため現地に行けません」と書いてください。
【FAQ】空き家の査定と営業連絡についてよくある質問
Q. 査定に費用はかかりますか。
かかりません。訪問査定も無料です。
Q. 査定を受けたら売らなければいけませんか。
義務はありません。媒介契約を結ぶまでは何の拘束もありません。
Q. 個人情報はどこまで必要ですか。
氏名、連絡先、物件の所在地が必要です。これがないと査定できません。
Q. 名義が親のままでも査定できますか。
できます。相続登記が済んでいなくても金額は出ます。
Q. 一度断った会社から、また連絡が来ますか。
明確に断れば止まります。曖昧な返事をすると、期間を空けて再度連絡が来ることがあります。
まとめ
- 連絡は来る。ただし来る先は申し込みで選んだ会社だけ
- 会社数を絞れば、連絡もその数で止まる
- 備考欄に「メールのみ」「平日18時以降」と書くだけで対応が変わる
- 売ると決めていない段階でも査定は取れる。金額がないと比べられない
- 断るときは理由を説明せず、はっきり伝える
備考欄の4行を用意してから申し込んでください。連絡方法、対応できる時間、いまの段階、訪問査定の可否。これだけで負担はかなり減ります。
金額が分かれば、持ち続けるか手放すかを数字で比べられます。決めるのは、そのあとで構いません。
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査定は無料で、売る義務も発生しません。金額を知ってから決めてください。

