この記事でわかること
- 墓じまいを相談する相手を、内容で分ける考え方
- 無料で聞ける公的な窓口
- 石材店と代行業者のどちらに聞くか
- 最初に電話する1か所
墓じまいを考えているが、誰に聞けばいいのか分からない。業者に相談すると営業されそうで気が進まない。
先に整理します。
墓じまいは、相談する相手を内容で分けてください。ひとつの相手に全部聞こうとすると、その相手が扱う範囲の答えしか返ってきません。
そして最初に電話するのは霊園の管理事務所です。無料で、手続きの全体が分かります。
墓じまいを誰に相談するか。内容別の一覧
| 聞きたいこと | 相談先 | 費用 |
|---|---|---|
| 返還の手続きと必要書類 | 霊園の管理事務所 | 無料 |
| 改葬許可の申請 | 墓のある市区町村の窓口 | 無料 |
| 撤去にいくらかかるか | 石材店 | 見積もりは無料が多い |
| 閉眼供養と離檀 | 寺の住職 | 無料 |
| 改葬先の選び方 | 改葬先の施設 | 資料請求は無料 |
| 親族との争い | 弁護士 | 相談料がかかります |
| 実家も一緒に処分したい | 不動産会社 | 査定は無料 |
無料で聞ける相手が多いところです。有料の相談が要るのは、争いになった場合だけです。

墓じまいで最初に相談するのは霊園の管理事務所
判断がつかない段階では、ここに電話してください。
様式と必要書類、提出先を確認します
使用者が誰になっているかを確認します
滞納があると改葬を受け付けない自治体があります
指定があると相見積もりが取れません
この4つを一度の電話で聞けば、次に何をするかが決まります。霊園ごとの窓口は霊園から探すにまとめました。
先に業者へ聞くと、その業者の請け負う範囲での話になります。手続きの全体が見えないまま見積もりだけ持つことになるので、順番を逆にしないでください。
墓じまいを石材店と代行業者のどちらに相談するか
工事だけなら石材店、手配をまとめたいなら代行業者です。
石材店に直接頼むほうが手数料の分だけ安くなりますが、書類と日程は自分で進めます。代行業者は手配の窓口で、工事は提携する石材店がやります。
範囲を選べることは知られていません。書類だけ自分でやる、石材店だけ自分で選ぶ、といった頼み方ができます。墓じまいの代行業者は何をしてくれるかにまとめました。
墓じまいで弁護士に相談する段階
親族や寺との対立が解けない場合だけです。
離檀料の請求、兄弟との争い、勝手に進められた場合。ただし着手金と報酬で数十万円かかるので、争っている金額と釣り合うかを先に考えてください。判断の基準は墓じまいのトラブルで弁護士に頼むときに書きました。
その前に、消費者ホットライン188から最寄りの消費生活センターに相談できます。
墓じまいと実家をまとめて相談する
墓じまいを考える方は、実家も持て余していることが多いです。理由が同じで、継ぐ人がいない、遠くて通えない、管理できないという状態が重なります。
墓には法律上の期限がありませんが、実家にはあります。相続登記は2024年4月から義務で、2024年3月31日以前に起きた相続は2027年3月31日が期限です。
どちらを先にするかは墓じまいと実家のどちらを先に片付けるべきかにまとめました。
墓じまいを誰に相談するかのよくある質問
- 市役所で全部相談できますか?
改葬許可のことは答えてもらえます。費用や改葬先は扱っていません。
- 無料相談の業者は信用できますか?
見積もりが無料なだけで、契約は別です。相見積もりを取れば判断できます。
- 行政書士に頼めますか?
書類の作成と提出を代行してもらえます。工事は別に石材店へ頼みます。
- 誰にも相談せずに進められますか?
手続きは可能ですが、親族には伝えてください。合祀は取り消せません。
まとめ
- 相談先は内容で分ける。ひとつの相手に全部聞くと範囲内の答えしか返らない
- 最初は霊園の管理事務所。手続き、名義、未納、指定石材店の4つを聞く
- 石材店より先に管理事務所へ。順番を逆にすると全体が見えない
- 有料の相談が要るのは争いになった場合だけ
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

