この記事でわかること
- 墓じまいで必要な書類の一覧と、誰が発行するか
- 集める順番。逆にすると止まる
- 自治体によって追加で求められる書類
- 名義人が亡くなっている場合に先に要るもの
墓じまいの書類がいくつも出てきて、何を誰に頼むのか分からなくなった。
先に整理します。
墓じまいの書類は4つだけです。改葬許可申請書、埋葬証明、受入証明、返還の届出。このうち自分で書くのは改葬許可申請書と返還の届出だけで、あとは相手に発行してもらいます。
墓じまいで必要な書類の一覧
| 書類 | 誰が発行するか | 費用 |
|---|---|---|
| 改葬許可申請書 | 自分が書く。様式は自治体から | 無料〜300円 |
| 埋葬証明 | いまの墓の管理者 | 無料〜500円 |
| 受入証明書 | 改葬先の管理者 | 無料〜1,000円 |
| 返還の届出 | 自分が書く。様式は霊園から | 無料 |
| 改葬許可証 | 市区町村が交付する | 上の手数料に含む |
改葬許可証は申請の結果もらうものです。これを改葬先に提出して、はじめて納骨できます。

墓じまいの書類を集める順番
順番を間違えると止まります。
受入証明はここからもらいます。決まっていないと先へ進めません
契約前でも出してくれるところが多いです
いまの墓の管理者に記入してもらいます
上の2つを添えて、墓のある市区町村に出します
これで遺骨を動かせます
更地になってから霊園の管理事務所へ
先に工事日を決めると、許可が下りるまで待たされます。書類が揃ってから日程を組んでください。
自治体によって追加で求められる墓じまいの書類
必要な書類は自治体ごとに違います。
| 自治体 | 追加で求められるもの |
|---|---|
| 綾瀬市 | 改葬先の墓地使用許可証の写し、申請者の住民票、被改葬者との関係が分かる戸籍謄本 |
| さいたま市 | 返還届に印鑑登録証明書 |
| 金沢市 | 墓地返還届に使用証または承継承認証 |
| 小田原市 | 返還届に実印での押印 |
| 大阪市 | 大阪市設霊園使用許可証 |
さいたま市の印鑑登録証明書と、小田原市の実印は、当日に用意できません。窓口へ行く前に取っておかないと出直しになります。霊園ごとの必要書類は霊園から探すにまとめました。
名義人が亡くなっている場合に先に要る書類
墓の名義が亡くなった親のままだと、返還の手続きに進めません。先に承継の届出が必要です。
八王子市は承継の申請に戸籍謄本と住民票、使用券の再交付手数料200円を求めています。そして申請の期限が使用者の亡くなった日から2年以内です。
金沢市は墓地返還届に使用証または承継承認証の添付を求めています。何十年も前の使用証が見つからないことがあるので、先に家の中を探してください。
墓じまいの書類でよくある質問
- 使用許可証をなくした場合はどうなりますか?
再交付の手続きがあります。八王子市は200円です。管理事務所に相談してください。
- 戸籍謄本はどこで取れますか?
本籍地の市区町村です。2024年3月から広域交付が始まり、最寄りの市区町村でも取れるようになりました。
- 書類はコピーでいいですか?
原本を求められるものと写しでよいものがあります。自治体に確認してください。
- 郵送で全部済ませられますか?
札幌市のように返還も改葬も郵送でできる自治体があります。まず電話で聞いてください。
まとめ
- 墓じまいの書類は改葬許可申請書、埋葬証明、受入証明、返還の届出の4つ
- 自分で書くのは2つ。あとは相手に発行してもらう
- 集める順番は改葬先から。逆にすると止まる
- 印鑑登録証明書や戸籍謄本を求める自治体がある。行く前に取っておく
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

