墓じまいを反対されたらどうする?反対の中身を分けると進みます

墓じまいを反対されたらどうする?反対の中身を分けると進みます

この記事でわかること

  • 墓じまいを反対される4つの理由
  • 反対の中身を分けて対応する方法
  • 反対されても進められるのか?
  • 全部をやめずに済ませる折衷案

親族に墓じまいを反対された。理由を聞いても納得できる説明がない。

先にやることを書きます。

反対の中身を分けてください。「墓じまいに反対」とひとくくりにすると答えようがありませんが、掘ると理由は4つに分かれます。そのうち3つは対応できます。

目次

墓じまいを反対される4つの理由

反対の中身対応できるか
遺骨を合祀にされたくないできる。個別安置を選べます
費用を負担したくないできる。分担を変えるか、出さない形にします
お参りする場所がなくなるできる。手元供養や近くの納骨堂にします
先祖に申し訳ない時間がかかる。感情の問題です

上の3つは条件の話なので、代案で解決します。4つ目だけが別です。ここを他の3つと混ぜて議論すると、話が終わりません。

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墓じまいに反対されたときの聞き方

いきなり説得しないでください。先に中身を確かめます。

STEP
何が一番心配かを聞く

「墓じまい自体が嫌なのか、遺骨の行き先が心配なのか」と分けて聞きます

STEP
条件なら代案を出す

合祀が嫌なら個別安置、費用が嫌なら負担なしにする、と具体的に返します

STEP
現状を説明する

管理料の額、通う負担、名義人が亡くなったあとの見通しを数字で伝えます

STEP
判断の期限を伝える

いつまでに決めたいかを言います。言わないと議論が続きます

反対する人ほど、実務を知りません

年間管理料がいくらか、誰が払い続けているか、名義人が亡くなったら誰に回るのか?この3つを知らないまま反対していることが多いです。事実を並べると意見が変わることがあります。

墓じまいに反対されても進められるのか?

法律上は、墓地の使用者が単独で返還を決められます。親族全員の同意を求める規定はありません。

墓は相続財産と別で、民法897条により祭祀を主宰すべき者が承継します。その人が改葬と返還の手続きをすることになります。

出典:民法|e-Gov法令検索

ただし進められることと、進めるべきことは別です。反対を押し切って合祀にすると、取り消せません。関係も戻りません。勝手に進められた側がどう感じるかは墓じまいを勝手にされた場合に書きました。

反対されたときの折衷案

全部かゼロかで考えないでください。段階を分けられます。

遺骨だけ先に移す

墓石は残したまま、遺骨を永代供養に移す形。ただし管理料は続きます

個別安置にする

合祀ではなく、一定期間は個別で安置する契約にします。費用は上がります

分骨する

一部を手元供養にして、反対する人の手元に残す形もあります

時期を遅らせる

1年待っても増えるのは管理料だけです。急がない判断もできます

管理料の負担を待つ判断ができるかは墓じまいはいつするのがいいかにまとめました。個別安置と合祀の違いは墓じまい後の永代供養と合祀に書きました。

反対しているのが誰かで対応が変わる

名義人でない親族が反対している場合と、名義人自身が反対している場合では、話が違います。

名義人が親で、その親が反対しているなら手続きそのものが進みません。この場合は説得より、名義を先に引き継ぐか、時期を待つかの判断になります。親が動かない場合の考え方は墓じまいをしない親にどう向き合うかにまとめました。

墓じまいを反対されたときのよくある質問

反対する親族に費用を出してもらえますか?

維持を望むなら管理を引き継いでもらう形はあります。名義変更で対応できます。

何人まで同意を取ればいいですか?

人数の決まりはありません。墓参りに来る人に伝わっていれば実務上は足ります。

反対を押し切った例はありますか?

あります。ただし合祀は取り消せないので、遺骨の行き先だけは慎重に決めてください。

話し合いの記録は残すべきですか?

日付と誰に何を伝えたかを残してください。後から言われたときに説明できます。

まとめ

  • 反対の中身を4つに分ける。3つは条件の話なので代案で解決する
  • 法律上は使用者が単独で決められる。ただし押し切ると関係が戻らない
  • 全部かゼロかではない。遺骨だけ先に移す、個別安置にする、時期を遅らせる
  • 名義人自身が反対している場合は、説得より名義と時期の問題になる

墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

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この記事を書いた人

「実家じまいの手引き」は、親が亡くなったあとの実家をどうするかについて、実際に確認できた事実だけを掲載している個人運営の情報サイトです。

遺品整理の費用と期限、相続放棄で触れてはいけないもの、誰も住まない家にかかり続ける税金、売れない空き家の手放し方。この一連の流れを、時系列に沿ってまとめています。

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