この記事でわかること
- 墓じまいで後悔する5つの型
- 取り返しがつくものと、つかないもの
- 決める前に確認する4つのこと
- 後悔しても打てる手があること
墓じまいをして後悔したという話を聞く。何を間違えるとそうなるのか?
先に分けます。
後悔の多くは、遺骨の行き先を急いで決めたことから起きます。撤去工事や書類のことで後悔したという話はほとんどありません。
そして5つの型のうち、取り返しがつかないのは1つだけです。
墓じまいで後悔する5つの型
| 型 | 取り返しがつくか |
|---|---|
| 合祀にして遺骨を取り出せなくなった | つきません |
| 親族に伝えず関係が壊れた | 時間がかかります |
| 改葬先が遠くてお参りに行かなくなった | 移せることがあります |
| 費用が想定より膨らんだ | 次からは防げます |
| 位牌や仏壇まで一度に処分した | 戻せません |
一番上だけが完全に取り消せません。迷いがあるうちは合祀を選ばないでください。

墓じまいで一番多い後悔は合祀
合祀は他の方の遺骨と一緒に納められるため、あとから個別に取り出せません。
費用が最も安く、管理料も以後かかりません。それだけを見て決めると、後から親族に反対されても戻せない状態になります。
迷いがあるなら個別安置にしてください。費用は上がりますが、期間内なら取り出せます。違いは墓じまい後の永代供養と合祀にまとめました。
少量を手元供養にして、残りを合祀にする。この形にしておくと、後から別の場所に納め直すこともできます。方法は墓じまい後の手元供養に書きました。
墓じまいで後悔しないために確認する4つ
費用で選ぶと合祀になります
契約してから伝えると報告にしかなりません
資料だけで決めると、遠さと通いにくさが分かりません
撤去費、手続き費、離檀料、永代供養料の4つを分けて計算します
3つ目を飛ばす方が多いところです。年に一度でも行ける距離かどうかを、実際に行って確かめてください。駅から遠い、坂が急、開いている時間が限られる、といったことは現地でしか分かりません。
費用の分け方は墓じまいの費用相場にまとめました。
費用で後悔しないための順番
見積もりを1社だけ取って決めると、あとから比較して後悔します。
指定石材店がなければ相見積もりを取れます。管理事務所に指定の有無を先に聞いてください。金額の決まり方は墓石撤去の費用相場に書きました。
代行業者に頼む場合も、範囲を選べます。書類だけ自分でやる形にすれば手数料が下がります。墓じまいの代行業者にまとめました。
墓じまいを後悔した場合に打てる手
すでに終えたあとでも、できることがあります。
- 個別安置なら移せる
契約期間中であれば、別の施設に移すことができます
- 分骨で少量を戻す
合祀前であれば、一部を手元に残す相談ができます
- 改葬先を変える
納骨堂から近い施設へ移す例があります
- 親族との関係
経緯を説明し、改葬先へ一緒にお参りする形で戻ることがあります
合祀のあとだけは、遺骨についてできることがありません。それ以外は打つ手があります。
逆に、しなかったことを後悔する場合
墓じまいをしなかったことで後悔する方もいます。
管理料の請求が続き、名義の承継が済まないまま次の代に渡る。放置した場合に何が起きるかは墓じまいをせず放置した場合にまとめました。判断を先送りにすると、子や甥姪が同じ問題を引き受けます。
墓じまいの後悔でよくある質問
- やり直すことはできますか?
合祀後は遺骨を戻せません。個別安置なら移せることがあります。
- 撤去した墓石を戻せますか?
戻せません。処分されているためです。
- 親族との関係を修復できますか?
経緯を説明し、改葬先に一緒にお参りする形で戻ることがあります。
- 後悔した人はどのくらいいますか?
統計はありません。ただし相談の中身は合祀と親族への説明に偏っています。
まとめ
- 後悔の多くは遺骨の行き先を急いで決めたことから起きる
- 取り返しがつかないのは合祀と、位牌や仏壇の処分だけ
- 確認は4つ。取り消せるかで選ぶ、先に伝える、現地に行く、総額を出す
- しなかったことを後悔する場合もある。放置は次の代に判断を渡す
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

