この記事でわかること
- 墓じまいで揉める相手は3方向あること
- どの段階で揉めるのか?
- 揉める前に打てる手
- すでに揉めている場合の順番
墓じまいは揉めると聞いた。何が原因で、どこで揉めるのか?
先に相手を分けます。
墓じまいで揉める相手は、寺・親族・業者の3方向です。同じ「トラブル」という言葉でまとめられていますが、原因も対処もまったく違います。
そしてどれも、伝える順番を守るだけで起きにくくなります。
墓じまいで揉める3つの相手
| 相手 | 揉める原因 | 止まるもの |
|---|---|---|
| 寺 | 離檀料の金額、切り出し方 | 埋葬証明の記入 |
| 親族 | 費用の負担、遺骨の行き先、事後報告 | 話し合いが終わらない |
| 石材店や代行業者 | 追加費用、契約の範囲 | 工事の日程 |
寺と揉めると手続きが止まり、親族と揉めると決められず、業者と揉めると工事が進みません。止まる場所が違います。

墓じまいで揉める段階は決まっている
順を追うと、揉める場所は3か所しかありません。
事後報告にすると、ここで壊れます
改葬先を契約してから伝えると、事後通告と受け取られます
1社だけで決めると、あとから金額でもめます
親族に相談し、寺に相談し、それから改葬先と石材店を決める。この順番にすると、揉める原因の多くが消えます。全体の流れは墓じまいの流れにまとめました。
墓じまいで寺と揉めないための切り出し方
最初に法的な主張をしないでください。
「離檀料に法的義務はないはずです」と言うと、相手は身構えます。用意できる金額を伝える形にすると交渉の余地が残ります。そのまま使える言い方は墓じまいのお寺への交渉に載せました。
すでに高額を請求されている場合の順番は墓じまいの離檀料でトラブルになったときに書きました。
墓じまいで親族と揉めないための伝え方
伝えるのは4つです。理由、遺骨の行き先、時期、費用の負担。
とくに合祀は取り消せないことを先に言ってください。ここを説明しないまま進めると、あとで反対されても戻せません。連絡する範囲は墓じまいを親戚に連絡する範囲に、反対されたときの整理は墓じまいを反対されたときにまとめました。
墓じまいで業者と揉めないための確認
工事の当日に追加費用を求められる例があります。見積もりの段階で条件を聞いてください。
| 質問 | 確認したいこと |
|---|---|
| 追加費用はどういう場合に出ますか | 重機が入らない、基礎が深いなどの条件 |
| 見積もりに何が含まれますか | 処分費、運搬費、整地まで含むか |
| 指定石材店はありますか | 相見積もりを取れるかどうか |
| 一部だけ頼めますか | 代行業者の場合、範囲を減らせるか |
金額の決まり方は墓石撤去の費用相場にまとめました。
すでに墓じまいで揉めている場合の順番
- 論点を分ける
金額なのか、遺骨の行き先なのか、順番の不満なのか?まとめて議論しても決まりません
- 書面にする
口頭のやり取りが平行線なら、日付を入れた文書にします
- 第三者を入れる
親族なら年長者、業者なら消費生活センター、寺なら市区町村の窓口です
- それから法的手段
ここまで来て初めて弁護士を検討します
弁護士に頼む基準は墓じまいのトラブルで弁護士に頼むときに書きました。費用倒れになりやすいので、先に3つ目まで試してください。
墓じまいで揉めたときのよくある質問
- 揉めたら墓じまいを中止すべきですか?
中止する必要はありません。決まらない論点だけ保留にして、他を進める形があります。
- 一度揉めた寺と話を戻せますか?
書面で改めて申し入れると動くことがあります。感情が落ち着く時間も要ります。
- 業者を途中で変えられますか?
契約前なら問題ありません。契約後は違約金の定めを確認してください。
- 揉めている間も管理料はかかりますか?
かかります。返還が済むまで請求は続きます。
まとめ
- 揉める相手は寺・親族・業者の3方向。止まる場所がそれぞれ違う
- 揉める段階は3つ。親族に伝えるとき、寺に切り出すとき、見積もりのとき
- 順番を守るだけで大半は起きない。親族、寺、それから業者
- すでに揉めているなら、論点を分ける、書面にする、第三者を入れるの順
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

