この記事でわかること
- 墓じまいの連絡をどこまでの親戚にするか
- 連絡する順番。ここを間違えると揉める
- 伝えるべき4つの中身
- 連絡先が分からない親戚がいる場合
墓じまいを決めたが、どこまでの親戚に連絡すればいいのか分からない。全員に伝えるのは現実的ではない。
先に基準を書きます。
連絡するのは、その墓にお参りに来る可能性がある人です。血縁の遠さではありません。年に一度でも訪ねている人がいれば、遠縁でも伝えてください。
逆に、法律上の同意が必要な人はいません。墓の使用者が単独で返還を決められます。同意を取るのは、あとで揉めないためです。
墓じまいの連絡はどこまでの親戚にするか
| 相手 | 連絡 |
|---|---|
| その墓に遺骨が入っている故人の子 | 必ず連絡します |
| 墓参りに来ている親戚 | 必ず連絡します |
| 名義人の兄弟姉妹 | 連絡します |
| 分家して別に墓を持つ親戚 | 墓参りの有無で判断します |
| 遠縁で墓の場所も知らない | 不要なことが多いです |
迷う相手がいたら、伝えておくほうが安全です。連絡しなかったことのほうが、あとで問題になります。

墓じまいを親戚に連絡する順番
順番を守るだけで、揉める確率が下がります。
まず内部で方針を固めます。ここが割れていると外に説明できません
遺骨が入っている人の実子です。感情の面で最も近い立場になります
費用の分担を相談する相手にもなります
日程と、新しい供養先を伝えます
契約したあとに伝えると、報告としてしか受け取られません。とくに合祀は取り消せないので、後から反対されても戻せません。順番の全体は墓じまいの流れに書きました。
墓じまいの連絡で伝える4つの中身
「墓を片付けます」だけでは足りません。この4つを入れてください。
- なぜ
継ぐ人がいない、遠くて通えない、管理できない。事実だけで構いません
- 遺骨をどうするか
ここが最大の関心事です。粗末にしないことが伝わると反応が変わります
- いつ
工事と閉眼供養の時期。立ち会いたい人がいます
- 費用をどうするか
誰が出すのかを先に言うと、口も出しやすくなります。伏せるとかえって疑われます
費用の分担の決め方は墓じまいの費用は誰が払うかにまとめました。
連絡先が分からない親戚がいる場合
何十年も交流がないと、住所も電話も分かりません。
年賀状の束、香典帳、法要の芳名帳。この3つに残っていることが多いので探してください。それでも見つからない場合は、連絡がついた親戚から辿るのが早道です。
どうしても連絡がつかない相手がいても、手続きは進められます。探した経緯を記録に残しておくと、後から言われたときに説明できます。
親戚への連絡を書面でする場合
電話が難しい相手には手紙を出します。文面は墓じまいの挨拶状の例文に載せました。
書面にするときは、返事の期限を書いてください。期限がないと、返事が来ないまま数か月が過ぎます。
墓じまいを親戚に連絡するときのよくある質問
- 反対されたら進められませんか?
法律上は使用者の判断で進められます。ただし関係が壊れるので、まず理由を聞いてください。
- 電話とメールのどちらがいいですか?
近い親族には電話です。行き違いが減り、感情も伝わります。
- 全員に同じ内容を伝えるべきですか?
中身は揃えてください。人によって説明が違うと、あとで食い違いが出ます。
- 連絡した記録は残すべきですか?
日付と相手をメモしておいてください。言った言わないになったときに役立ちます。
まとめ
- 連絡する基準は血縁の遠さではなく、墓参りに来る可能性
- 法律上の同意は不要。それでも順番を守るのは揉めないため
- 伝えるのは、理由・遺骨の行き先・時期・費用の4つ
- 改葬先を契約する前に連絡する。合祀は取り消せない
墓じまいをする方は同時に実家じまいを検討することも多いです。お墓の撤去費用をいくらまで出せるかを決めるには、先に、今実家を売るとすればいくらになるのかを知っておくと良いです。売ると決めていなくても、金額を調べるだけなら無料でできます。

